Ⅲ.核医学

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核医学薬剤まとめ / 放射性医薬品

○核医学検査の薬剤まとめ(撮影時間、投与方法) 診断機能 放射性医薬品 検査時間 脳 血流量 「99mTc-HM-PAO」 「99mTc-ECD」 HMPAO:5~30分後   ECD:5分以後 「123I-IMP」 早期相15~30分後 後期相3~5時間後 脳脊髄腔 「111In-DTPA」 腰椎穿刺後3,5,24,48時間後に約20分間 神経受容体 「123I-イオマゼニル(IMZ)」  静注3時間後 「18F-FDOPA」 静注1~2時間後 心臓 心筋血流量 「201TlCl」 静注10分後10分間、3時間後30分間 「99mTc-MIBI」 「99mTc-TF」 静注30分後30分間、3時間後二回目検査 心プールシンチ 「99mTc-RBC」 「99mTc-DTPA(-HAS)」 静注直後から30分間 脂肪酸代謝 「123I-BMIPP」 静注30分後30分間 神経伝達 「123I-MIBG」 静注20分...
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脳血流 / 脳受容体 / 甲状腺 / 副腎シンチグラフィ

A. 脳血流シンチグラフィ (2017 37、2015 44、2013 42、2012 43) a. 使用薬剤〈I-123-IMP〉〈Tc-99m-ECD〉〈Tc-99m-HMPAO〉 123I-IMP 99mTc-HMPAO 99mTc-ECD 131Xe *1 トレーサーの型 蓄積型 蓄積型 蓄積型 拡散性 解析方法 (絶対的定量法) Microsphere法 *2 ARG法 *2 Patlak plot法 Patlak plot法 内頚動脈注入法 吸入法 前処置 安眠、甲状腺ブロック 安眠 安眠 安眠 血液脳分配係数 極めて高い 低い 中間 低い 脳内での代謝 代謝(脂溶性のまま) 早く水溶性に代謝 早く水溶性に代謝 無 *1:脳循環動態(rCBF)のみ測定可能 *2:採血が必要 ・負荷試験:ダイアモックスによる予備能の評価 b. 主な対象疾患〔脳梗塞、一過性虚血発作(TIA)、認知症〈アルツハイマー病、レビ-小体病〉、てんかん〕...
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肺 / 心筋 / 肝・胆道 シンチグラフィ

E. 肺血流、肺換気シンチグラフィ (2015 47) a. 使用薬剤 〈Tc-99m-MAA〉:肺血流シンチグラフィ 〈Kr-81m〉〈Xe-133〉:肺換気シンチグラフィ 〈Tc-99m-ガス〉〈放射性エアロゾール(DTPAorHSA)〉:肺吸入シンチグラフィ b. 主な対象疾患〈肺塞栓症、右左心内短絡、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患〉 c. 区域性血流欠損 d. 換気血流ミスマッチが有用な対象疾患 :「肺塞栓症」「肺癌」「大動脈炎症候群」 F. 心筋シンチグラフィ(2017 36、2016 33 37、2014 45、2013 43) a. 心筋血流、心筋脂肪酸代謝、心筋交感神経機能  b. 使用薬剤 c. 主な対象疾患  d. 心筋viability  e. 心電図同期収集〈QGS〉 f. 左室壁運動評価 g. 運動負荷、薬剤負荷  h. 心縦隔比 タリウム201TlCl 99mTc MIBI 99mTc Tetrofosmin 集積機序 能動輸送(Na-Kイオン交換) 受動拡散、膜電位 受動拡散、膜電位 投与回数 1回投与 ...
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胃 / 唾液腺 / 腎 / 骨 / ガリウム / タリウム シンチグラフィ

H. 異所性胃粘膜シンチグラフィ a. 使用薬剤〈Tc-99m-パーテクネテイト〉  b. 主な対象疾患〈メッケル憩室 → 局所集積〉 I. 唾液腺シンチグラフィ (2017 38、2015 41) a. 使用薬剤〈Tc-99m-パーテクネテイト〉  b. 主な対象疾患〈ワルチン腫瘍→ 過剰集積、シェーグレン症候群→ 欠損集積〉 *Tc-99m-パーテクネテイトの生理的集積:甲状腺、唾液腺、胃、赤血球、口、筋肉 ・負荷:クエン酸、レモン J. 腎シンチグラフィ   a. 腎動態〈Tc-99m-MAG3、Tc-99m-DTPA〉、腎静態〈Tc-99m-DMSA〉b. 使用薬剤 c. 主な対象疾患〈腎移植、水腎症、腎瘢痕〉 d. 分腎機能  e. ラシックス負荷試験 ○腎動態シンチグラフィ (2013 48、2012 42) ・薬剤:「99mTc-DTPA」「99mTc-MAG3」 ★99mTc-DTPA :血漿および細胞外液に分布し、細胞内には取り込まない 24時間までにほぼ100%が糸球体から濾過される。糸球体濾過率(GFR)が算出できる ・99mTc-MAG3 :血漿タンパクとの...
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PET

3. PET A. PET の特徴 a. 分子イメージング   b. サイクロトロンと合成装置   c. デリバリー   d. 定量解析、SUV   e. PET、PET/CT、PET/MRI B. 主なPET 用放射性薬剤 a. F-18-FDG〈ブドウ糖代謝〉 (2014 44) ・18F- FDGによる腫瘍PET施行時の留意点  1)少なくとも4時間以上の絶食、糖の摂取制限 2)検査前の運動禁止   骨格筋へのFDG集積を避ける。咀嚼、発音(会話)の制限も行う。快適な室温で、行儀よく待つ。   褐色脂肪細胞などへの生理的集積の除外 3)撮影直前に排尿を行う。骨盤領域を精査する場合には膀胱洗浄を行う。 4)脳FDG検査施行時には閉眼安静を保つ。眼筋、視覚野への集積を防ぐ。  5)投与前に血糖値を測定する  6)原則禁忌:「妊婦または妊娠の可能性のある女」 b. C-11-メチオニン〈アミノ酸代謝〉 (2014 43) c. O-15 標識ガス〈脳循環代謝〉 d. C-11/F-18 標識アミロイドイメージング C. FDG-PET の対象 (2017 36 39、2015 4...
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内用療法

5. RI 内用療法 A. 対象疾患〈使用核種〉 a. 甲状腺癌、アブレーション〈I-131〉 b. 甲状腺機能亢進症〈I-131〉  (2017 記述)  甲状腺機能亢進症:99%がびまん性甲状腺腫を伴うもの(バセドウ病) 自律性機能性甲状結節(プランマ―病)が1% → 非適応 ○Na131I ・性質:γ線も出すのでイメージングも可能、有効半減期は約6日 ・適応:バセドウ病(222MBq)、甲状腺がん(3.7GBq→3日間ほど治療室)、残存甲状腺破壊(アブレーション) ・投与量[MBq](Quimbyの式) (2014 50) ・前処置:ヨード制限2週間 (CTの造影剤なども) (2016 36) ・効果の発現と副作用:3~6週間 c. 骨転移の除痛〈Sr-89、α線放出核種〉 ○89SrCl (2017 40、記述、2016 39 、2014 49) 転移性骨腫瘍の除痛効果(疼痛緩和治療) 効果発現まで1~2週間、持続時間は3~6ヶ月、反復投与は3ヵ月以上空ける、90%以上は尿排泄される。  *高カルシウム血症でないことを確認する ○塩化ラジウム Ra-223 (2017 40...
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